・失敗を責めてしまうのをやめたい
・失敗を繰り返さない対策は何だろう?
「失敗は成功の元(母)」ということわざがある、自分がやらかしてしまった失敗を上手く活かせれば、成長のために結果的に有益になったと言える。
逆に同じ失敗を責めたりとか、繰り返して、全然成長できない人もいる。この場合は失敗したことが残念ながら活かせていない。
そんな今回は、
・失敗を責めなくする方法
・同じ失敗を繰り返さない対策方法
という内容で、同じ失敗をよく繰り返してどうしようもなかった筆者自身の経験と、いろいろリサーチして分かったことを元に述べていく。
1.失敗を繰り返してしまう理由を説明
1.1 情報不足
今回は、仕事を例にするけれど、作業に取り掛かる前に、
「行おうとした仕事に対して何を用意しなければいけないか?」
ということを確認する必要があるが、この段階において行う方法と言えば、
「仕事のやり方を先輩や上司に聞こうとする」
という方法を思い浮かぶと思う。
しかし、仕事のやり方を教わろうとするときに、大きな落とし穴が実は潜んでいる。それは、
「相手との関係性の悪化を恐れて、正直な気持ちを伝えきれていない」
ということである。
要するに、
「相手からどう思われるか?」
「先輩にバカにされないかな?」
という感じで、相手の思惑が気になって、自分の気持ちを伝えきれずに、仕事の方法を引き出しきれないことが起こり得るのである。
ちなみに、私は、相手と接するのが苦手で、接する人によってはビビってまともにコミュニケーションできなかったばかりに、情報を引き出せず、同じ失敗を繰り返していました。
1.2 何が目的なのか分かっていない
「仕事に取り組む目的とは何か?」
というのを明確でなければ、仕事を取り組んでいるうちに何をすればいいのか分からなくなって、ズレた行動を行って、失敗に至ってしまうのである。
ちなみに私は、指示されたことを鵜呑みにしてばかりで、目的を見出そうとはしていませんでした。そのせいで、失敗を繰り返していました。
1.3 自分のやり方や価値観にこだわっている
人間というのは、自分の価値観に偏った考え方で行動しがちである。
だから、自分が正しいと思った行動が、実は見逃してはいけないところを見逃していることに気づかずに失敗に至ってしまうのである。
原因は、過去に自分が上手くいった実績によって正しいと思いこんだり、自分の価値観を通すことで、自分や他人のあるべき姿を決めつけてしまうからである。
これも、私は過去に、「自分のやり方はこれで間違いないだろう」と思い込んだことがきっかけで大失敗に至った痛い経験があります。
1.4 過去を変えようとしている
これは、簡単に言うと、「過去の失敗がトラウマ」となって、失敗を引き起こしてしまうという現象である。
この原因は、自分がやってしまった失敗に対して後悔していることによる。
さらに詳しく説明すると、過去の失敗に対してネガティブな思考となり、ミスを発生しやすくなったりとか、トラブルにまきこまれやすくなる心理バイアスが働くためである。
私の経験に当てはめると、今まで普通に接することができていた人だったけど、ある日怒られてしまったことをきっかけに、それ以降はビビって怒られたことがフラッシュバックされて、今までのようにフランクに接することができなくなったという辛い経験が過去何度もあります。
2.失敗を責めなくする方法
2.1 自分を責めてしまう原因
失敗を繰り返さないためには、「原因を見出す」ことが超重要である。
しかし、原因を見出そうとしても「ある行為」に苦しむ人はいないだろうか?
それは、「失敗して自分を責めること」である。
自分を責めることによって、どのように改善していけばという発想に至らなくなるのは非常にもったいない話である。
自分を責めてしまう原因は、「あの時こうすればよかったなあ」と際限なく考え続けることである。この行為を「反芻」という。
出来事を反芻することで、現実の自分と理想の自分とのギャップが発生して、自分を責めてしまうのである。
反芻は、ただ不快に感じてしまうだけでなく、問題解決力低下や不安を引き起こすという意味でも、決して有用ではない。
2.2 反芻をやめる方法
まずは反芻していることに気づくことからである。反芻に気づかないと鎮めるのが難しくなる。
反芻の引き金になり得る出来事と言えば、
・キャリアをステップアップしようとしている
・自分よりも能力がありそうな人の近くにいる
・まだ信用していない人と協力しようとする
・金銭的に大きな決断を下す
という点に気をつけるとよい。
また、反芻状態から改善に切り替えるためには、「現状を踏まえて、何がベストの選択であるのか?」というのを思考することである。
特に、完璧主義傾向がある人には有効な方法である。
反芻していることに気づいたら、即別の行動を行って気を逸らすことが有効である。
具体的には、ジョギングや瞑想やヨガが、反芻を抑える有効な行為となっている。
3.同じ失敗を繰り返さない対策方法
3.1 相手の思惑を気にしないコミュニケーションをとる方法を体得する
1.1より、自分の本当の気持ちを伝えたり、分からない部分を質問するとき、「自分がどう思われるんだろう?」と気にすることは、あまり良くない考え方であることが分かる。
その対策としては、
「自分の正直な気持ちや考え方を矛盾しない発言」
を心掛けて、コミュニケーションすれば、仕事するのに必要な情報を適切にもらえ、さらに相手との関係性を深められるのである。
3.2 仕事に取り組む目的を見出す
目的に対して重要なことよりも、緊急性が高いことを優先的に行ってしまいがちである。
もしも、同じ失敗を繰り返しているときは、自分が持っている目的と、本来の目的を比べて、ギャップがないか比べることである。
やろうとしていることに対して、
「これは締め切りを守るためだけで行動しようとしていないか?」
と考えるようにすると、目的に対して何が重要なのかが見えてくるのである。
3.3 自分本位の価値観でなく、客観的に俯瞰する
まず思考すべきこととして、
「今の自分は自分の価値観だけに捉われていないか?」
質問をする。
そうすれば、自分自身を客観視できるため、自分の価値観だけに捉われた選択をしなくなる。
より有効な方法としては、
「弁証的ブートストラップ」という方法も有益。
やり方は、自分の直感で思いついた答えを紙に書き留める。次に直感で思いついた答えとは反対の考え方を求めてみる。最後に、直感で思いついた答えと、その反対の考え方の中間的な答えを求めるのである。
そうすれば、自分中心の考え方でなく、客観的な状態で仕事ができる。
3.4 ネガティブ思考に陥る問題を細分化して解決する
過去に捉われ過ぎて、どうしてもネガティブ思考から離れられない場合は、ただ単にネガティブ思考だからという捉え方ではなく、ネガティブ思考に至ったと思われる問題点を細かく分けて、その細かく分けられた問題点ごとに原因を暴いていくのである。
そうすると、抽象的過ぎて原因が分かる気しない状態から、解決の糸口がつかめるようになるのである。
4.まとめ
では、改めて失敗を繰り返さない考え方を上げてみる。
2.相手の思惑を気にしないコミュニケーションをとる方法を体得する
3.仕事に取り組む目的を見出す
4.自分本位の価値観でなく、客観的に俯瞰する
5.ネガティブ思考に陥る問題点を細分化して解決する
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